Memento mori

catie2009-02-25

メメント・モリ ラテン語で「いつか自分が必ず死ぬことを忘れるな」という警句。今日はレントの始まるAsh Wednesday 灰の水曜日。この日に司祭が炭で信者の額または頭に十字の印をつけることから来ています。灰は最終的には塵と終わる人間の儚さを思いおこさせるものだそうです。はるか昔聖書の授業でやったことを思い出します。
実際、彼も今日は額に黒く×印を書いた人を何人か見かけたと言ってました。日本ではなかなか目にすることのない光景なので、私も見たかったのですが、体調がすぐれず一日ひきこもり。
『死』といえば、ESLの宿題で各自自分の国の民話やおとぎ話を紹介しましょうというのが出て、今日やっていたのですが、物語には『死』が多いこと。たとえば、『はなさかじいさん』では、ここほれワンワンと教えてくれたワンコを隣の意地悪じいさんが殺してしまうし、『かちかち山』では性悪狸を捕まえて、見張っていたおばあさんを狸がそそのかして殺してしまうし、さらにそれを婆汁にしておじいさんに食べさせてしまう始末。その他『舌きりスズメ』も意地悪おばあさんが舌を切ってしまう話ですし。。
一時期、本当は恐ろしいグリム童話なんてのがはやりましたが、やっぱり昔の話は怖いです。外国人たちに日本人はなんて残酷なんだと思われないハッピーなもの&なるべく短いものを選んだ結果、『かさ地蔵』にしてみました。地蔵って伝わらないだろうなぁ。