記憶

人間の記憶の割合は『楽しいこと：辛いこと：どうでもよいこと＝６：３：１』なんだそうです。実際にはその人にとって辛いこと、嫌な体験はもっと多く起こっているのだけれど、人間は不思議なものでそれを忘れようとする力が働くのだというのであります。
確かにその当時は一大事にいやだったなぁということも歳をとって思い出してみると、だいぶ風化されていたり。逆に楽しかったことは色あせない。むしろ美化されていることもあります。昔サークルのプロフィール本みたいのに、友達が好きな言葉の欄に『思い出は美しく、都合良く』って書いていて、へぇえ　大人な子だなぁなんて思ったものです。考えてみると的をついています。
人間はきっと思っているよりも複雑なんだけれど、思っているより単純に、うまくできているんだなぁ‥と思うのでした。歯が痛い金曜日の考え事。