マリリン・モンローの声

catie2009-03-20

声って不思議です。
『七年目の浮気』を見ました。英語だと、『The Seven Year Itch』 itchはかゆいの意味ですが、そこからむずむずする気持ち、欲望→浮気心 という意味を含んでいるんですね。言葉の意味、語源って面白いです。
地下鉄からの風でマリリン・モンローのスカートが舞い上がる上がるあのシーン、残念ながら映画では全身ショットはカットされてるんですね。これがあの有名なところだぁと思ってみていたら、足元のカットで終了。あらまぁ。他にも検閲の関係でいろいろ削除されてしまっているようで、当時は大変だったんですねぇ。
マリリン・モンローの出ている映画、初めて見たんですが、勝手にねっとりした妖艶な声を想像しておりました。こういう声だったんだぁと。
声って、視覚の次に印象に残るものなんだそうです。しかも無意識の中の深層心理に影響しやすいんだそうな。嫌いな人も多いと聞きますが、わたくし実は石破大臣の声が好きだったり。彼は昔からああいう話し方だったんでしょうか。顔は絶対小さい時から変わってなさそう。
声は個性で、人によっては武器だったり、売り物で。声優、うぐいす嬢、電話に出る時のよそゆきの声、子供と話す時の声、接客の声、仕事中の声、『人』を作る要素で声はとても大切なものなんだと気がつかされます。マリリン・モンローの声は清らかで天真爛漫な乙女のようで、外見のセクシーさとのギャップというかアンバランスさが、『マリリン・モンロー』たらしめているんだろうなと。アメリカ中の人を虜にした鍵は実はその声にあるのかもと思った夜でした。